HP プリンターのテストページ
HP のプリンターは、パソコンなしで自分のテストページを印刷できます。必要なのは 2 つです。プリンターが動作していることを示し、インクや接続の情報を載せたプリンターステータスレポート(Printer Status Report)と、各インクとヘッドの位置合わせを示す印刷品質レポート(Print Quality Report、印刷品質診断ページとも呼ばれます)です。どこにあるか、どう読むか、次に何をすればよいかを説明します。
どの HP テストページを印刷するか
- プリンターステータスレポート(Printer Status Report):用紙を送って印刷できることを確認でき、シリアル番号、推定インク残量、カートリッジ番号、使用状況、接続設定が載っています。
- 印刷品質レポート(Print Quality Report / Print Quality Diagnostic Report):各インクのカラーバーと線のパターンです。色の欠け、スジ、線のずれを見るための HP のページで、HP によると印刷には約 2 分かかります。
- ネットワーク設定ページやワイヤレステストレポート:接続の問題用で、印刷品質の確認には使いません。
先に白い普通紙(A4 かレター)をセットしてください。レポートはトレイに入っている用紙に印刷されます。
プリンターの操作パネルから
画面付きの HP 機種(たとえば OfficeJet Pro 9010/9020、OfficeJet Pro 9730、画面付きの多くの ENVY や DeskJet)では、レポートは設定メニューの中にあります。これらのシリーズについての HP のページでは、セットアップまたは設定(Setup / Settings)>レポート(Reports)>プリンターステータスレポートまたは印刷品質レポートという経路が示されています。機種によっては、品質レポートがツールや印刷品質ツール(Tools / Print Quality Tools)にあります。
画面のない機種はボタンで操作します。DeskJet 2900、4300、5100、5800 シリーズについて HP は、キャンセルボタンを 3 秒間長押しするとプリンターステータスレポートが印刷されると説明しており、これらの機種では印刷品質レポートは HP のアプリから印刷します。ボタンの組み合わせは HP の機種ごとに違うため、操作する前に HP のサポートサイトでお使いの機種のセルフテストページの出し方を確認してください。
HP Smart、Windows、macOS から
- HP Smart アプリ(Windows、macOS、Android、iOS):プリンターを選び、印刷品質ツール(Print Quality Tools。機種によってはプリンター設定、ツール、診断の中)を開きます。ここから品質レポートの印刷、プリントヘッドの位置調整、クリーニングができます。
- HP Printer Assistant(以前の Windows 用ソフトウェア):印刷、スキャン、ファクス >プリンターのメンテナンス(Print, Scan & Fax > Maintain Your Printer)を開き、位置調整またはクリーニングの項目を選びます。
- HP Utility(以前の macOS 用ソフトウェア):最初のパネルで位置調整またはプリントヘッドのクリーニング(Clean Printheads)を選びます。
- 内蔵 Web サーバー(EWS):同じネットワーク上のブラウザにプリンターの IP アドレスを入力します。対応機種では、HP はツールの下に印刷品質ツールボックス(Print Quality Toolbox)を用意しています。
Windows のプリンターのプロパティにあるテスト ページの印刷ボタンは別物です。確認できるのはドライバーと接続で、インクではありません。
印刷品質レポートの読み方
HP 自身による印刷品質診断レポートの手順は、次の順番です。
- 位置合わせのパターン(テストパターン 1)の線がまっすぐつながっていなければ、プリントヘッドの位置調整を行います。
- カラーブロック(テストパターン 2)に白い線、スジ、かすれがあれば、プリントヘッドのクリーニングを行います。
- クリーニング後もある色が悪いままなら、その色のカートリッジを交換し、プリントヘッドが別部品の機種ではそのあとプリントヘッドを交換します。
写真や文書で判断せず、手順ごとにレポートを印刷し直して同じものどうしで比べてください。
インクを無駄にせずに位置調整・クリーニングする
- 位置調整ではページが 1 枚印刷されます。機種によっては、そのページをスキャナーのガラス面に置いて完了させます。画面やアプリの指示に従ってください。
- クリーニングはインクを使います。HP のツールでは、まず第 1 段階のクリーニングを行い、そのあと第 2・第 3 段階を実行するか尋ねられます。HP は連続して実行せず、サイクルの間を空けるよう勧めています(HP のあるページでは少なくとも 30 分)。
- 各段階のクリーニング後もある色がまったく出ない場合は、ヘッドよりもカートリッジやタンクからの供給が原因の可能性が高くなります。インク残量と、カートリッジやタンクのバルブが取扱説明書どおりに装着されているかを確認してください。
そのあとパソコンから実際のページを印刷する
HP の内蔵レポートで分かるのは、プリンター、インク、プリントヘッドが単体で動作することです。パソコン、ドライバー、接続がジョブを送れることまでは分かりません。レポートがきれいになったら、ブラウザからプリンターテストページかカラーテストページを印刷してください。レポートは正常なのにパソコンからのページがおかしい場合、問題はハードウェアではなく設定、ドライバー、接続にあります。
結果を比べられるよう、100% / 実際のサイズ、普通紙、背景のグラフィックオンで印刷します。Windows、macOS、スマートフォンでの一般的な手順はテストページの印刷方法を、印刷の端や倍率の確認には位置合わせテストページを使ってください。
このガイドについて
TestDock は独立したサイトで、HP とは提携していません。メニュー名は、上記のシリーズについての HP のサポートページから引用しています。日本語版の表示名は英語版と異なる場合があり、機種やファームウェアによっても変わるため、お使いのプリンターの取扱説明書を確認してください。
よくある質問
パソコンなしで HP のテストページを印刷できますか?
はい。プリンターステータスレポートと、画面付きの機種では印刷品質レポートを、操作パネルから印刷できます。画面のない機種ではボタン操作(DeskJet 2900、4300、5100、5800 ではキャンセルを 3 秒長押し)か、スマートフォンの HP Smart アプリを使います。
HP のノズルチェックとは何ですか?
HP では印刷品質レポートまたは印刷品質診断ページと呼ばれています。各インクのベタのブロックと線のパターンが印刷され、ブロックに途切れやスジがあればそのインクに問題があることが分かります。
レポートは完璧なのに、文書の印刷がきれいではありません。なぜですか?
プリンターのハードウェアは正常で、問題はパソコンから送られる内容(用紙の種類、品質モード、倍率、ドライバー、アプリ)にあります。同じパソコンから TestDock のテストページを印刷して比べてください。
HP のプリントヘッドはどのくらいの頻度でクリーニングすればよいですか?
品質レポートで問題が見つかったときだけです。クリーニングはインクを使い、HP はサイクルの間を空けるよう勧めています。
関連するテスト
- プリンターテストページ1枚の印刷で、カラー、黒、文字、線、位置合わせ、サイズを確認できます。A4 とレターの PDF もあります。
- カラーテストページカラーに特化したテスト用紙:単色インク、10〜100% の濃度、色相グラデーション、グレーバランス。A4 とレターの PDF もあります。
- 白黒テストページ黒だけを使う1枚:小さな文字、ベタ黒、5% 刻みのグレー階調、細線グリッド。A4 とレターの PDF もあります。
- CMYK テストページシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクごとに1ブロックと 25~100% の濃度。A4 とレターの PDF もあります。
- 位置合わせテストページ定規、余白の枠、円、細い縦線で、倍率、用紙の斜行、プリントヘッドの位置ずれを確認します。
- 両面印刷テストページ表と裏の2ページ。面の番号、「上」の矢印、左右反転したトンボで確認します。
- 画像 DPI チェッカー画像と印刷サイズを選ぶと、実効 PPI と、300 ppi・150 ppi で印刷できる最大サイズを表示します。