エプソンのノズルチェックとテスト印刷
エプソンのプリンターに内蔵されているテストページは、ノズルチェックです。インクごとの小さな線のパターンで、プリントヘッドが全色を吐出しているかがひと目で分かります。Epson は EcoTank、Expression、WorkForce、SureColor の各シリーズで同じ手順を説明しています。まずノズルチェック、途切れがあるときだけヘッドクリーニング、そのあと位置調整です。それぞれの場所を紹介します。
始める前に
- A4 かレターの普通紙を数枚セットします。
- 画面にエラーが出ていないこと、EcoTank 機種ではすべてのタンクのインクが下限の線より上にあることを確認します。
- 位置調整の前にノズルチェックを行います。ノズルが詰まっていると自動の位置調整がうまくいかないと Epson は注意しています。
操作パネルからノズルチェック
画面付きのエプソン機種では、ノズルチェックはメンテナンスメニューにあります。ET-2980/L4360、ET-2550/L475、WorkForce WF-2630 シリーズについての Epson のページでは、セットアップ(または設定アイコン)>メンテナンス>プリントヘッドのノズルチェック(機種によってはノズルチェック)という経路です(英語版の表記:Setup > Maintenance > Print Head Nozzle Check)。スタートボタンを押すとパターンが印刷されます。
メニューのない古い機種では、電源を入れるときにボタンを組み合わせて押します。組み合わせは機種ごとに違うので、掲示板の書き込みではなく、お使いの機種の取扱説明書で確認してください。
Windows や Mac からノズルチェック
- Windows:タスクバーの通知領域にあるプリンターアイコンを右クリックし(隠れている場合は上向き矢印をクリック)、ノズルチェックまたはプリントヘッドのノズルチェックを選んで印刷します。印刷設定のメンテナンス用のタブ(Maintenance / Utility、日本語版では[ユーティリティ]など)にもあります。
- macOS:システム設定 >プリンタとスキャナでプリンターを選び、オプションとサプライ >ユーティリティ >プリンタユーティリティを開く(Options & Supplies > Utility > Open Printer Utility)からノズルチェックを選びます。
どちらも Epson 純正のプリンタードライバーが必要です。OS が自動でインストールした汎用ドライバーでは、ユーティリティが表示されないことがあります。
ノズルチェックの見方
明るい場所で、各ブロックの線をよく見てください。
- 途切れがない:ヘッドは正常です。終了を押してください。原因は別のところ(用紙の種類、品質の設定、位置ずれ、ファイル)にあります。
- 1 色以上で途切れや薄い線がある:ヘッドクリーニングを実行し、もう一度ノズルチェックを印刷します。
- パターンのほとんどが出ていない:対応機種では、通常のクリーニングを繰り返す代わりに強力クリーニング(Power Cleaning)を Epson は勧めています。
ET-2980/L4360 シリーズについて Epson は、通常のクリーニングを 3 回、または強力クリーニングを 1 回行っても途切れが残る場合、電源を切って少なくとも 12 時間待ってから再確認するよう説明しています。待ち時間は機種のページによって異なります。それでも改善しなければ、エプソンのサポートに問い合わせてください。
プリントヘッドの位置調整
- 操作パネル:メニューのある機種では、セットアップ >メンテナンス >ヘッド位置調整(Head Alignment)を使います。機種によっては、印刷調整(Print Adjustments)の中で自動と手動に分かれています。日本の機種では「ギャップ調整」と表示されることもあります。
- Windows:印刷設定 > メンテナンス用のタブ >プリントヘッドの位置調整(Print Head Alignment)。
- macOS:上と同じようにプリンタユーティリティを開くからプリントヘッドの位置調整を選びます。
手動の位置調整では番号付きのパターンが印刷され、各グループで最もむらのないものを選びます。位置調整で直るのは文字のぼやけや、縦線の二重・ずれで、色の欠けは直りません。
スマートフォンの Epson Smart Panel アプリでは、プリンターのセットアップと状態の確認ができます。確認した機種では、Epson はノズルチェックを操作パネルかパソコンから行う手順を案内しています。
そのあとパソコンから実際のページを印刷する
エプソンの内蔵レポートで分かるのは、プリンター、インク、プリントヘッドが単体で動作することです。パソコン、ドライバー、接続がジョブを送れることまでは分かりません。レポートがきれいになったら、ブラウザからプリンターテストページかカラーテストページを印刷してください。レポートは正常なのにパソコンからのページがおかしい場合、問題はハードウェアではなく設定、ドライバー、接続にあります。
結果を比べられるよう、100% / 実際のサイズ、普通紙、背景のグラフィックオンで印刷します。Windows、macOS、スマートフォンでの一般的な手順はテストページの印刷方法を、印刷の端や倍率の確認には位置合わせテストページを使ってください。
このガイドについて
TestDock は独立したサイトで、エプソン(Epson)とは提携していません。メニュー名は、上記のシリーズについての Epson のサポートページ(英語版)を基にしています。日本で販売されている機種の表示名は異なる場合があり、機種やファームウェアによっても変わるため、お使いのプリンターの取扱説明書を確認してください。
よくある質問
エプソンのノズルチェックで何が分かりますか?
インクごとの短い線のパターンが印刷されます。すべての線がそろっているのが正常で、途切れがあればその色のノズルの一部からインクが出ていません。
ヘッドクリーニングは何回行えばよいですか?
お使いの機種の Epson のガイドに書かれている回数までにとどめ、毎回ノズルパターンを確認してください。クリーニングは多くのインクを使い、数時間プリンターを休ませないと解消しない詰まりもあります。
エプソンにカラーのテストページはありますか?
ノズルチェックがエプソン内蔵の色の確認です。中間色や混色まで含むフルカラーの用紙が必要なら、ノズルチェックが正常になってから TestDock のカラーテストページを印刷してください。
パソコンなしでノズルチェックを印刷できますか?
はい、操作パネルにメニューがある機種ならできます。メニューのない機種では、取扱説明書に書かれた電源投入時のボタンの組み合わせを使います。
関連するテスト
- プリンターテストページ1枚の印刷で、カラー、黒、文字、線、位置合わせ、サイズを確認できます。A4 とレターの PDF もあります。
- カラーテストページカラーに特化したテスト用紙:単色インク、10〜100% の濃度、色相グラデーション、グレーバランス。A4 とレターの PDF もあります。
- 白黒テストページ黒だけを使う1枚:小さな文字、ベタ黒、5% 刻みのグレー階調、細線グリッド。A4 とレターの PDF もあります。
- CMYK テストページシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクごとに1ブロックと 25~100% の濃度。A4 とレターの PDF もあります。
- 位置合わせテストページ定規、余白の枠、円、細い縦線で、倍率、用紙の斜行、プリントヘッドの位置ずれを確認します。
- 両面印刷テストページ表と裏の2ページ。面の番号、「上」の矢印、左右反転したトンボで確認します。
- 画像 DPI チェッカー画像と印刷サイズを選ぶと、実効 PPI と、300 ppi・150 ppi で印刷できる最大サイズを表示します。