印刷の端が切れる・サイズが違うとき
ページの端が欠けたり、全体が本来より小さく・大きく印刷されたりする場合、原因はほぼ必ずプリンターではなく印刷設定にあります。倍率、用紙サイズ、余白のどれかです。定規を 1 本印刷すれば、1 分でどれが原因か分かります。
まず測る:定規を印刷する
100 mm の定規が入っている位置合わせテストページかプリンターテストページを、倍率を100% / 実際のサイズにして印刷します。印刷された定規を本物の定規で測ってください。
- ちょうど 100 mm:倍率は正しく設定されています。端が切れるのは余白か印刷可能領域の問題です。
- 短い(たとえば 94〜97 mm):ページが縮小されています。たいていは「用紙に合わせる」か、A4 とレターの取り違えが原因です。
- 長い:ページが拡大されています。フチなし印刷の設定や拡大の設定が原因のことが多いです。
100% と「用紙に合わせる」
用紙に合わせる(「縮小して全体を印刷」「印刷可能領域に合わせる」などとも呼ばれます)は、プリンターが印刷できると報告する範囲に収まるよう内容の大きさを変えます。端が切れることはありませんが、サイズが変わります。実際のサイズや 100% は本来の大きさを保ち、印刷可能領域からはみ出した部分は切れます。定規、テンプレート、ラベル、書類のようにサイズが重要なものは 100% で、全体が 1 枚に収まればよいものは「用紙に合わせる」で印刷してください。
A4 とレターの取り違え
A4 は 210 × 297 mm、US レターは 8.5 × 11 インチ(216 × 279 mm)です。A4 のほうが幅が狭く、縦に長くなります。A4 の文書をレター用紙に印刷すると下が切れるか縮小され、レターの文書を A4 に印刷すると左右が切れます。文書や PDF の用紙サイズ、印刷ダイアログの用紙サイズ、プリンターに実際にセットして設定した用紙の 3 つが一致しているか確認してください。
余白と印刷可能領域
ほとんどのプリンターは、用紙の端ぎりぎりまでインクやトナーを載せられません。印刷できない帯の幅はプリンターや用紙の種類によって違い、数ミリのことが多く、インクジェットでは下側が広いこともあります。共通の数値はないため、大事な内容は端から十分内側に配置してください。対応機種でのフチなし印刷は、画像を少し拡大して端の外まで印刷するため、四辺がそれぞれ少しずつ切れます。
ブラウザの印刷設定
- 倍率:サイズが重要なときは「用紙に合わせる」ではなく 100 または「デフォルト」にします。
- 余白:「デフォルト」ではブラウザ独自の余白が加わります。「なし」にすると、内容が印刷できない領域にはみ出すことがあります。
- 背景のグラフィック:多くのブラウザでは初期設定でオフになっていて、色の塗りや網かけが白く抜けます。テストページではオンにしてください。
- ヘッダーとフッター:ブラウザが付け加える日付や URL がスペースを取り、内容が 2 ページ目に押し出されることがあります。
ブラウザでうまく調整できない場合は、PDF をダウンロードし、PDF ビューアーから実際のサイズで印刷してください。
スマートフォン、タブレット、PDF ビューアー
スマートフォンやタブレットは、セットされていると判断した用紙に合わせてページを自動で拡大縮小することがよくあります。印刷オプションで用紙サイズと倍率(合わせる)の項目を探し、実際にセットした用紙サイズを選んでください。PDF ビューアーにも独自の倍率設定があり、「合わせる」「大きいページを縮小」「実際のサイズ」などと表示されます。プリンターの設定より PDF ビューアーの設定が優先されます。A4 用の PDF をレター用紙に印刷する場合は、「合わせる」を選んで約 6% 小さくなるのを受け入れるか、実際のサイズで印刷して下の余白が切れるのを受け入れるかのどちらかです。
設定が正しいのに端が切れる場合
正しい用紙サイズで定規が 100 mm になるのに、片側の端の内容が欠ける場合は、用紙ガイドがぴったり合っているか、用紙が斜めに送られていないかを確認してください。用紙が曲がっていると、内容が片側に寄って切れます。斜めの送りは位置合わせのページで確認できます。両面印刷では、両面印刷テストページで裏面がそろっているか確認できます。
よくある質問
ページの下が切れて印刷されるのはなぜですか?
多いのは、A4 の文書を縦が短いレター用紙に印刷している場合や、ブラウザがヘッダーとフッターを加えている場合です。用紙サイズをそろえ、100% で印刷してください。
小さく印刷されてしまうのはなぜですか?
「用紙に合わせる」「大きいページを縮小」の設定や用紙サイズの不一致があると、プリンターがページを縮小します。倍率を 100% か「実際のサイズ」にしてください。
「用紙に合わせる」と「実際のサイズ」はどちらを使えばよいですか?
テンプレート、ラベル、定規、テストページのように寸法が重要なものは「実際のサイズ」で、内容が 1 枚に収まればよいものは「用紙に合わせる」で印刷します。
左右や上下の余白がそろわないのはなぜですか?
印刷可能領域はもともと均等でないことが多く、多くのインクジェットでは下側が広くなっています。用紙がわずかに中心からずれて送られることもあります。用紙ガイドを確認し、位置合わせテストページと比べてください。
関連するテスト
- 位置合わせテストページ定規、余白の枠、円、細い縦線で、倍率、用紙の斜行、プリントヘッドの位置ずれを確認します。
- プリンターテストページ1枚の印刷で、カラー、黒、文字、線、位置合わせ、サイズを確認できます。A4 とレターの PDF もあります。
- カラーテストページカラーに特化したテスト用紙:単色インク、10〜100% の濃度、色相グラデーション、グレーバランス。A4 とレターの PDF もあります。
- 白黒テストページ黒だけを使う1枚:小さな文字、ベタ黒、5% 刻みのグレー階調、細線グリッド。A4 とレターの PDF もあります。
- CMYK テストページシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクごとに1ブロックと 25~100% の濃度。A4 とレターの PDF もあります。
- 両面印刷テストページ表と裏の2ページ。面の番号、「上」の矢印、左右反転したトンボで確認します。
- 画像 DPI チェッカー画像と印刷サイズを選ぶと、実効 PPI と、300 ppi・150 ppi で印刷できる最大サイズを表示します。